hibiki

年女であるわたしの人生で

いよいよ差し掛かっている最終コーナーの

これからの12年だ。

「いのり」をテーマに

この島までやって来たものの

今は、どこにもたどり着くこともなく

こんな風に最終コーナーに差し掛かってしまった。

それでも

「いのり」を

手から放すこともできずに、こうして手に余している。

なぜわたしから向こう側に去っていかないの?

でも、気づいたの。

「いのり」は向こうから

やってくる

それを捉えることは

わたしの宿命だ。