<ヴェシカパイセス>

いのちが生まれる
場所のカタチ
=ヴェシカパイセス

普段の生活の中でも、時折目にする「アーモンド型」

そのカタチを「ヴェシカパイセス」といいます。

ところで、

こんな画像をご覧になったことはありませんか?

このカードは、タロットカードの「世界」を示しています。

こちらはいかがでしょう?

マリア像

 

キリスト教会のイコノグラフ

そして、、、こんな身近なところにも登場するようにもなりました!

 

宇宙ブルーイング(山梨県北杜市)

こうしたカタチは、

神聖幾何学であらわされる、すべての始まりをあらわす形といわれています。

半径が同じ2つの円周が、それぞれもう一方の円の中心を通って交差している、その真ん中に形成される形のことを指していて、

魚の形に似ていることから魚型とも呼ばれています。

ヴェシカは魚を、パイシスは浮袋を表しているのだそうです。

発生の一番初めの分裂でできるこの部分に、生きとし生けるもの、すべての生命のあらゆる要素が内包されているといわれています。

発生といえば、「いのち」のことも外すことはできません。

なんと、受精卵も正にこのヴェシカパイセスのカタチをしています!!

びっくりですよね!

ヴェシカパイセスは、あのフラワーオブライフの基本モチーフでもあって、

異なる二つのエネルギーが互いを受け入れ、

互いのエネルギーを保ちながら新しいエネルギーを創造するとされているのです。

十字架が用いられる以前の古代では、この魚の文様が「キリストのシンボル」とされていました。

こうした幾何学に関しては歴史も古く、古代ギリシャの賢者たちが記した文献にも登場してきています。

さらに、、、

エジプトにあるスフィンクスにも、その黄金比率なるものが隠されているんですって!!

 

またヴェシカパイセスは、新しい生命をあらわす形として「女性器」にも例えられたりしていることはよく知られていますが、、、

実は、京都市伏見区中書島にある長建寺(宇賀神・弁財天が御本尊)というお寺のお守りは、なんと、この女性器なんですよね〜。

このカタチ、沖縄海域で採取される「宝貝」がモチーフとされていますが、貝も女性器の象徴としてよく用いられています。

かつては、中国でこの「宝貝」が貨幣として使われていたのだそうですよ!

ここ宮古島の離島池間島の北端辺りは、中国との交易で取引されるこの「宝貝」の集積場だったと言われています。

そして中国からは、青磁、白磁をはじめとした交易品がもたらされていたとのことです。

参照:公益法人八十二文化財団

いずれにしても、このカタチはとても重要なのだといえます。

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