ソウル・シグネイチャーとは?
「本当の名前」を取り戻す ― 名前が導く魂の回復
哲学者ヴァルター・ベンヤミンは、名前とは単なる記号ではなく、存在の本質を映し出す霊的な光だと考えました。
人が生まれながらに持つ「本当の名前」は、じぶんの奥深く、その核に眠る“魂の刻印”です。
それが呼び覚まされる(Awaken)とき、私たちは自らの使命と意味、そして失われた本質(霊性)に目覚めるというわけです。
あの『千と千尋の神隠し』の中の主人公たちのことを思い出してください。(詳しくは『名前の秘密』でお話ししています。
労働で社会に組み込まれて自分の名前を奪われた「千」、そして「ハク」も同じように本当の名前を奪われていました。
それでも、周りの様々な智慧をかりながら、二人はそれに意識的に取り組み働きかけ、そして自分自身の本質を取り戻すことによって、成長を果たして行きました。
なにより「ハク」は「ニギハヤミコハクヌシ」という白龍であったことを思い出します。
ソウル・シグネチャーは、その霊的名を顕す鍵となる「音」「字」「言葉」に耳を澄ませ、あなたの奥深くに息づく本質をカタチとして産み出すことを提案しています。
名前の響き、古代文字、象徴、言霊――それらを通して、言葉が魂を開く道をガイドするということです。
わたしがこれにこだわるのは、日本語の持つ特性を意識しているからです。
日本語は、世界でも珍しい言語と言われていますが、特に「名前」に関しては「音」と「カタチ」が組み合わされて表現されている珍しい表現スタイルをとっています。
そもそも、「言葉」に関してはその使い手と言葉が重なり合うところに、「言」が「事」へと変容する際に、その「言葉」を発動させる根源の働きを必要としているのです。これは、万葉時代に遡れる程に古来から言われてきていることなのです。
かの『ことだまのさきはうくに』と呼ばれた日本ならではの特殊性といえるでしょう。
「音」と「カタチ」が出逢うところ
― ソウル・シグネチャーの誕生
日本語は、「音(おと)」=声の波動と、「形(かたち)」=書の象(しるし)が共に「意味の場」を構成する、世界でも特異な言語です。
この音と形の重なりは、まさにヴェシカパイシスの図象が象徴する、「二つの世界の交差」に対応しています。
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一方の円:音霊(おとだま)――名に宿る振動、声の響き、周波数
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もう一方の円:形霊(かただま)――象形としての字、筆致、神代文字
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その交差点:魂の核(ソウル・シグネチャー)――自己の真名(しんめい)・霊的アイデンティティ
この重なり合う場所(ヴェシカパイシス)に、「本当の名」が浮かび上がります。
これは、「音 × 形 × 魂」の一致という日本語の神秘的構造そのものを、視覚的・芸術的に表現しています。

「ソウル・シグネイチャー」
命名の由来
文字のカタチ(漢字)が成立するまでには、たくさんの歴史を経てきています。(日本における漢字の大家である白川静先生の偉業からしても、分かります) それだけに、カタチにはすでに力があるというわけです。『わたしはコンテ(木炭)で紙に文字を書いている。「人間というものは本源と結ぶことによって生きることができる」と書いている。すると、その書かれた文字が、ハラハラと一文字づつ紙から剥がれて地上の地面に落ちる』
こうした体験や経過もありますが、 残念ながらわたしにはその強いエネルギーのことはわかりません。 ただ、あまりにも何人もの方々から同じことを言われてきていますので、わたしとしても気になるところです。ソウル・シグネイチャー
の活用方法
日本古来の言語感(「言霊ーKOTODAMA」)をもとにしている「ことあやね」の「ソウル・シグネイチャー」は、 「能動的に本質を生きる」ため(つまり「カムナヒラキ=真実のじぶんを開花させる」)の、名前を手掛かりとした創造性につながるのためのツールとしてお使いいただけますので、 次のような方のご利用をお待ちしております。- 自己探求や魂の目覚めに関心がある
- 言霊・音霊・古代の叡智に惹かれる方
- 自分の本質に触れ、本来の名(存在の意図)を取り戻して、自分らしくありたい方
- じぶんの名前を好きになりたい方
- 「じぶんらしさ」ということがいまひとつよくわからない方
- メディテーションのビジュアルアイテムが欲しい方
- じぶんをブラッシュアップしたい方
- 霊的に成長、進化へのルートに乗りたい方
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