「神話の語り」を聞く

「ドゴン族」に学ぶ

そこで、、、

わたし達人間が、この世界をどのように認識しているのかについてなのですが、

こんな世界の見方(宇宙観)も有ります。

地球上に数多あるいろいろな民族に共通しているのはそれぞれが「神話」を持っているということです。

例えば、

アフリカのドゴン族は、

不思議なことに、

なぜこんなことを知っていたのだろう?というような「神話」を持つ民族です。

有名なのは、シリウスに関わる神話

(参照:ドゴン族の民族調査をまとめた『蒼い狐』)

この下図を見てください。(岩壁に描かれていたシリウスの軌道)

この図は、ドゴン族の神話にもどついて描かれたシリウスの軌道と、

現代天文学で割り出されたものの比較です。

びっくりするほど同じものと見紛うほどの精度だと思いませんか?  

 

「神話」の持つダイナミズム

「神話」は世界中のどの民族にも存在しています。

「神話」あるいは「物語」・「民話」などは、

それぞれの民族の基底を支えるものとして、研究の大きな対象となっています。

以下、「神話」あるいは深層のことについて、ユング派の分析家として日本に最初にユング心理学をもたらした河合隼雄先生の業績から学びたいと思います。

ユングの深層心理の捉えかたは、我々のこころの深層は、日本神話と心の構造(西村)に深く広きにわたり普遍的無意識を持ち、そこには人類に共通するようなもの、こと、世界、宇宙をもつというものだ。しかしそれは実体としてこのようにあると考えてしまうと違ってしまい、その深層世界は宇宙の謎のようにはかり知れないのだが、イメージとして立ち現れたり感じとることが可能である。(中略)それでユング派では、古くから語り継がれてきているメルヘンや、昔話、神話などをそのような人類に共通する深層に繋がっていく心の遺産、大切なものとして扱ってきているし、個人の深層への通路、探求の道、個人神話へ至るものとして夢を大切に扱ってきている。夢は私たちのこころのなかの自然、自然の宝庫である、と。』(参照『日本神話と心の構造 ―河合隼雄ユング派分析家資格審査論文―』岩波書店刊)

このように、この世界への認識には個々人が体験すると同時に、民族自体が集合無意識により共通する世界観があることを示しています。

「神話」あるいは「物語」自体の持つダイナミズムを参考にすることによって、

今、わたし達の生きる世界をどのように「認識」していくことができるるのかを理解できるのだと思います。

まさに、、、

「認識」の「認識」です。

あなたも、そこから見える豊かなそして真実の世界への知的な旅をご一緒しませんか?