那覇はすでに暴風圏内のようですが、宮古島は風が少し変化しているだけ。
ただ、明日夜からは暴風雨となるようです。
入り口は防風対策で雨戸を打ち付けていますため、出入りができません。
明日から23日くらいまで店舗はお休みにします。
24日は朝からお稽古がありますのでオープン致します。
台風が行ってしまったら、また是非お出かけくださいね!!
「うむい」というのは、沖縄の言葉で「想い」のことです。
お香の香りは、
まさにこの「うむい」と発声された「音」を彷彿とさせるようなアイテムのように思うのです。
飛鳥時代に淡路島に流れ着いたという「香木」を、村人が聖徳太子に献上し「沈香である」とされたことが「お香」というものの始まりとされているようですが、
それにしても乾燥した木から、
このような芳しい香りが醸し出されるなんて、なんとも奇跡のようなことですよね。
そうした素材をアレンジして作り出すのが「お香」ですが、
もちろん漢方薬としても活用されていますし、薬膳としても活用の幅が広く、
それに加えて、
その時その時の「想い」や、
まさに「想い出」こそがその時の香りとして練りこまれた感じがしてとても素敵です。
ちなみにわたしは「沈香」の香りが好きなんですよ〜。
わたしがよすがとして読むのは・・・
ルドルフ・シュタイナーという方の妙なる詩を集めた「魂のこよみ」。
このこよみは、一年がかりの長編。
それによれば、
人は宇宙とリンクしていて、
マキシマムが人、
ミニマムが宇宙で、、、と。(普通はこうは言わないし、その逆のイメージだけれど)
そんな語りが
美しい言霊としてこの時空に響き、
魂の進化を促すキーストーンとなっています。
一年を通して読むと、『魂の進化』なるもののプロセスをイメージできます。
29日までのこよみの言葉は以下のとおりです。
******************
万象の美しい輝きが
魂の奥底に生きる神々の力を
宇宙の果てまで解き放つ。
私はおのれ自身から離れ去る。
そして信頼を込めて再び私を
宇宙の光と熱の中に求める。
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宮古島は何となくの梅雨模様で湿気もかなり高め。
でも、おそらく来週には梅雨明けするのでは?という気配です。
さて、この家の裏庭にたくさんの月桃が自生しています。
いつも、Scye(サイ)の空間に行けてここを守っていただいている守護植物なんです。
ひょんなことから、月桃葉をお送りすることになり、加えてこの月桃葉を使ってオリジナルのエッセンシャルウオーターを置いてみようかと只今鋭意企画中です。
うまくいけば、月桃エッセンシャルウオーターをScyeでも扱うことができるか、、、と期待も大です。
それで、今日は朝一で月桃葉を200枚採集しました。
まだ、お花も付いているのがあってそれも一緒にお送りすることに、、、。
楽しみが増えました!
戦後間も無く建てられたというこの赤ガーラヤー(赤瓦の家)の母屋の道側にあるのが、
「福を呼ぶ文字処Scye」の空間です。
実は、ここは大家さんのおばあちゃんが古くからお店をされていた場所です。
その先人の思いをもう一度、、、という想いから、この古かった建物を自力で(主に夫がですが、、、汗)リノベしました。
もちろんわたしも一部作業をしていますよ!!
半年がかりでリノベにリノベを重ね、やっと形が出来てきたのが、今年令和3年の2月でした。
手持ちの美術品や書の作品を空間にどう配置しようか、、、などなど自分の空間をクリエイトする楽しみがこの作業にはとっても多くありました。
まさに、自分だけのクリエイティブ空間です。(まさに、「有無」が目指すArt in YOU空間です)
ここは木造の建物ですから、居心地のことを考えてできるだけ柔かな空間にしたいと思っていたので、先日、読谷村の友人の窯に遊びに行った際に、彼女のコレクションでもある「手漉き和紙」を大量に手に入れることにしました。
手漉き和紙作家の松明政二(かがりせいじ)氏のかなり大型の作品群を見て、かつての人々の紙を生み出す作業の大変さを実感したり、
色をどのように出すのかのご苦労を感じたりしてきました。
その松明さんが「芭蕉の繊維」を漉いた和紙を、リノベしている空間の壁面に設えたのでした。
写真では分かりづらいのですが、芭蕉布のあの繊細な感じとは全く異なる力強さを感じさせてくれています。
ここの空間は自然のありように近い形で、モノと接することができるように、、、、
そしてこの和紙を貼った壁面が空間の邪魔にならないようにと、馴染む色合いのものを貼ってみたのですが、
いかがでしょうか。
もちろん、
このダイナミックな素材に、文字を書く楽しみも生まれてきますよね!
さぁ、これをご覧になる皆さまのお顔がどんな風に綻ぶのかを見たいと思っているわたしです!
あなたのお越しを、
ココロからお待ちしております。
今日は日の出の時刻に合わせて、
すっごく早起きをして、玉城城跡に行ってきました。
「夏至」だったからです。
この遺跡は沖縄で一番古い伝説のある場所で、琉球開闢の神と言われるアマミキヨの築城とされています。
この夏至の日には、玉城城跡の「ゴホウラ型」の城門に、太陽が昇りながらすっぽりとその姿が入るのです。
今日は残念ながら曇りで、残念ながら見ることはできませんでしたが、
それでも、ほんのほんの一瞬、
本当にちょこっとだけ薄明かりがありました。
ここは沖縄の最古の遺跡ですが、そんな古い時代にこうした意味深なカタチの門を作り、
そして、その門に太陽が昇るような仕掛けにしているなどと、、、
沖縄の始祖が、天体とどのように関わってきたのかを知ることができる、素晴らしい遺跡ですよね。
大自然とわたし達の「生きる」が、同じようなリズムで営まれてきていることがわかります。