「うむい」と「香り」

「うむい」というのは、沖縄の言葉で「想い」のことです。

お香の香りは、

まさにこの「うむい」と発声された「音」を彷彿とさせるようなアイテムのように思うのです。

飛鳥時代に淡路島に流れ着いたという「香木」を、村人が聖徳太子に献上し「沈香である」とされたことが「お香」というものの始まりとされているようですが、

それにしても乾燥した木から、

このような芳しい香りが醸し出されるなんて、なんとも奇跡のようなことですよね。

そうした素材をアレンジして作り出すのが「お香」ですが、

もちろん漢方薬としても活用されていますし、薬膳としても活用の幅が広く、

それに加えて、

その時その時の「想い」や、

まさに「想い出」こそがその時の香りとして練りこまれた感じがしてとても素敵です。

ちなみにわたしは「沈香」の香りが好きなんですよ〜。

投稿者:

MIZUNO SHIZUE

幼少から文字を書くことが好きでした。京都在住時に、菅原道眞公38代裔の家元からの手ほどきで「篆書」の世界に導かれました。その後、オリジナルな呼称「TENSYO」で揮毫し始め、ご神名、企業名など、ご依頼に応じて揮毫するに至っています。 また、「いろは・ひふみ合氣呼吸書法」との出会いから「いろは」と「ひふみ」を書くようになり、移住先の宮古島にお稽古場も開設いたしました。 人材育成の分野でも、「TENSYO」や文字、そしてお名前と文字の関係性をもとにコンサルティングをご活用いただいております。 名前の文字やカタチが持つ、想像以上の力をお伝えしたいと思っています。