「うむい」と「香り」

「うむい」というのは、沖縄の言葉で「想い」のことです。

お香の香りは、

まさにこの「うむい」と発声された「音」を彷彿とさせるようなアイテムのように思うのです。

飛鳥時代に淡路島に流れ着いたという「香木」を、村人が聖徳太子に献上し「沈香である」とされたことが「お香」というものの始まりとされているようですが、

それにしても乾燥した木から、

このような芳しい香りが醸し出されるなんて、なんとも奇跡のようなことですよね。

そうした素材をアレンジして作り出すのが「お香」ですが、

もちろん漢方薬としても活用されていますし、薬膳としても活用の幅が広く、

それに加えて、

その時その時の「想い」や、

まさに「想い出」こそがその時の香りとして練りこまれた感じがしてとても素敵です。

ちなみにわたしは「沈香」の香りが好きなんですよ〜。